アメリカにおける教員の資質向上政策 -インディアナ州を中心に-
近年、欧米や日本をはじめ世界の多くの国々で教育改革が進められている。とりわけ1980年代は、各国が財政危機を克服するための手段として人材の育成に力を入れたので、先進国を中心に教育改革がおこなわれた。教育改革の重要な柱としてどの国も力を入れているのは、教員の資質向上である。なぜなら、学校教育の成否は生徒の教育に直接携わる教員の資質に負うところが大きいからである。アメリカにおける1980年代以降の教育改革は、それ以前とは異なった特徴を持っている。歴史的に見て、教育課程の編成や教員の資質向上など教育の質に関する事柄は、一般に学区(school district) に任され、連邦政府や州は主に教育の機...
Main Author: | |
---|---|
Other Authors: | |
Language: | ja |
Published: |
京都大学
2009
|
Online Access: | http://hdl.handle.net/2433/84951 |