台湾事件の再考―西郷従道を切り口に

碩士 === 南台科技大學 === 應用日語系 === 96 === 本研究は台湾事件の賛否両論の形成過程を考察するものであり、西郷従道を中心に台湾事件を考察することが本研究の目的である。またこれによって如何にして台湾出兵が行われ、明治政府内において、どのようにして意見の調整及び決定がなされたかを明らかにして行く。 まず、研究結果として、井上馨、木戸孝允が財政困難という異議を主張していたにもかかわらず、実際に西郷従道は明治政府の財政赤字という状況の元で台湾出兵を強行した。さらに、台湾出兵の前に、西郷従道は既に征韓論により西郷隆盛とともに辞任した旧薩摩藩の士族を台湾に移民させる計画をしていた。ま...

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Bibliographic Details
Main Authors: Wang huichiang, 王揮強
Other Authors: 楊素霞
Format: Others
Published: 2008
Online Access:http://ndltd.ncl.edu.tw/handle/92910175493441513978