Cosmic-Ray Neutron Monitor at Syowa Base, Antarctica (UPPER ATMOSPHERE PHYSICS)

当初,南極観測用に製作された宇宙線中性子観測装置は,IGY用として設計されたもので,全体の重量が6トンを超えるため,ヘリコプター輸送に適さない.そこで重量軽減化の方法として,(1)ニュートロン減速剤として,パラフィンの代りに現地の海水を利用する.(2)真空管方式の増幅,計数装流をすべてトランジスター化する.の2点から,新しい観測装置を製作した.この装置は重量約500kgで,第4次観測隊により無事基地へ空輪された.観測は1960年3月3日より開始された.観測結果の一部として,日平均値の変化及び5月4日の宇宙線異常増加の結果を示した....

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Bibliographic Details
Main Authors: Shin FUKUSHIMA, Masahiro KODAMA, Yukio MIYAZAKI
Format: Article
Language:English
Published: National Institute of Polar Research 1961-01-01
Series:Antarctic Record
Online Access:https://doi.org/10.15094/00007053