Newly Found Inland Moraine Fields near Syowa Station in 1970

1969年11月~1970年1月の間に行なわれた第10次日本南極地域観測隊の内陸調査旅行のさい,昭和基地の東南東方向150km,南緯69°39',東経43°20',高度約1,600mの大陸氷床上に新しいモレーンが発見確認された.モレーンは直経数10mから数100mのものが3個,約N10°W方向に3kmの間に分布している.モレーンは巨視的に見て,谷地形の中に分布しており,東方は裸氷帯で,クレバスの多い急な登り斜面である.モレーンの礫は,亜角礫と角礫が大部分を占める.岩質は細粒片麻状閃緑岩が主で,桃色正長石花崗岩質の脈がよく発達しているものが多い.この種の岩石はリュツォ・ホルム...

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Bibliographic Details
Main Authors: Masaru YOSHIDA, Yutaka AGETA, Minoru YAGI
Format: Article
Language:English
Published: National Institute of Polar Research 1971-01-01
Series:Antarctic Record
Online Access:https://doi.org/10.15094/00007602