内発的発展論における主体に関する考察 : ネパールでの実証研究から

本論文は、日本の社会学者である鶴見和子が提唱した内発的発展論に関して、その実践面における可能性を考察したものである。特に、発展の中心を担うとされるキー・パースンについての分析を行うことを目的としている。キー・パースンに関する事例を集め、マズローの欲求階層理論を用いて「キー・パースンは自己実現的人間かどうか」という仮説を立て、これに対して量的・質的なデータから分析を行い主体性の源泉について考察を行ったものである。 === 博士(グローバル社会研究) === Doctor of Philosophy in Global Society Studies === 同志社大学 === Doshisha...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 米川 安寿, Anju Yonekawa
Format: Others
Language:ja
Published: 2019
Subjects:
Online Access:https://doshisha.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=1528
http://id.nii.ac.jp/1707/00001520/
https://doshisha.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1528&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1
https://doshisha.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1528&item_no=1&attribute_id=21&file_no=2
Description
Summary:本論文は、日本の社会学者である鶴見和子が提唱した内発的発展論に関して、その実践面における可能性を考察したものである。特に、発展の中心を担うとされるキー・パースンについての分析を行うことを目的としている。キー・パースンに関する事例を集め、マズローの欲求階層理論を用いて「キー・パースンは自己実現的人間かどうか」という仮説を立て、これに対して量的・質的なデータから分析を行い主体性の源泉について考察を行ったものである。 === 博士(グローバル社会研究) === Doctor of Philosophy in Global Society Studies === 同志社大学 === Doshisha University