金銭を表す接尾辞「料」と「代」の使い分けについて―同一語基を中心に―

碩士 === 開南大學 === 應用日語學系 === 107 ===  日常生活で金銭に関する言葉がよく用いられるが、中国語話者は母語にない接尾辞「料」と「代」の使い分けに際して、誤って使用する傾向がある。第一章では、同一語基に結び付く「料」と「代」の使い分けにあいまいな部分があると考え、同一語基を研究対象とし、使用する場合によって実例を分析し、使い分け方を定義することを研究の目的として説明している。  第二章では、辞書や先行論文から「料」と「代」の特徴を整理したが、同一語基の場合、どちらの接尾辞を用いたら適切かということについての研究は少なかったため、「料」と「代」の前接部分の同一語基と後...

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Bibliographic Details
Main Authors: KUO, YEN-LING, 郭妍伶
Other Authors: 王玉玲
Format: Others
Published: 2019
Online Access:http://ndltd.ncl.edu.tw/handle/26tyad
id ndltd-TW-106KNU00079002
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spelling ndltd-TW-106KNU000790022019-07-18T03:56:19Z http://ndltd.ncl.edu.tw/handle/26tyad 金銭を表す接尾辞「料」と「代」の使い分けについて―同一語基を中心に― 金錢表現之接尾詞「料」和「代」的使用差異 ─以共用之同一語詞為主─ KUO, YEN-LING 郭妍伶 碩士 開南大學 應用日語學系 107  日常生活で金銭に関する言葉がよく用いられるが、中国語話者は母語にない接尾辞「料」と「代」の使い分けに際して、誤って使用する傾向がある。第一章では、同一語基に結び付く「料」と「代」の使い分けにあいまいな部分があると考え、同一語基を研究対象とし、使用する場合によって実例を分析し、使い分け方を定義することを研究の目的として説明している。  第二章では、辞書や先行論文から「料」と「代」の特徴を整理したが、同一語基の場合、どちらの接尾辞を用いたら適切かということについての研究は少なかったため、「料」と「代」の前接部分の同一語基と後接部分の共起動詞から、使い分けについて研究を行うことにした。  第三章では、同一語基を「BCCWJ」から抽出し、その使用頻度、品詞、語種、意味の分布を整理した。そして、「BCCWJ」からの実例を分析し、場合による「料」と「代」の使い分けを明らかにした。  第四章では、共起動詞を「BCCWJ」から抽出し、その共起頻度、語種の分布を整理した。そして、『語彙分類表』を使用し、動詞の意味によって分類し、その異同を比較した。最後に、「BCCWJ」からの実例を分析した結果、「料」と「代」の使い分けも検証され、第三章の結果と一致していることが明らかになった。  結論として、ものの使用・利用またはその行為に対し、「経営側に請求される金銭」を表す場合に、「料」を用い、「消費側が支払う代金」を表す場合に、「代」を用いる。言い換えれば、「料」は「設定され、請求される金銭」であるが、「代」は「その代金、出費、支出」であると定義付けられる。 キーワード:「料」、「代」、金銭、場合、使い分け、同一語基、共起動詞 王玉玲 2019 學位論文 ; thesis 136
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sources NDLTD
description 碩士 === 開南大學 === 應用日語學系 === 107 ===  日常生活で金銭に関する言葉がよく用いられるが、中国語話者は母語にない接尾辞「料」と「代」の使い分けに際して、誤って使用する傾向がある。第一章では、同一語基に結び付く「料」と「代」の使い分けにあいまいな部分があると考え、同一語基を研究対象とし、使用する場合によって実例を分析し、使い分け方を定義することを研究の目的として説明している。  第二章では、辞書や先行論文から「料」と「代」の特徴を整理したが、同一語基の場合、どちらの接尾辞を用いたら適切かということについての研究は少なかったため、「料」と「代」の前接部分の同一語基と後接部分の共起動詞から、使い分けについて研究を行うことにした。  第三章では、同一語基を「BCCWJ」から抽出し、その使用頻度、品詞、語種、意味の分布を整理した。そして、「BCCWJ」からの実例を分析し、場合による「料」と「代」の使い分けを明らかにした。  第四章では、共起動詞を「BCCWJ」から抽出し、その共起頻度、語種の分布を整理した。そして、『語彙分類表』を使用し、動詞の意味によって分類し、その異同を比較した。最後に、「BCCWJ」からの実例を分析した結果、「料」と「代」の使い分けも検証され、第三章の結果と一致していることが明らかになった。  結論として、ものの使用・利用またはその行為に対し、「経営側に請求される金銭」を表す場合に、「料」を用い、「消費側が支払う代金」を表す場合に、「代」を用いる。言い換えれば、「料」は「設定され、請求される金銭」であるが、「代」は「その代金、出費、支出」であると定義付けられる。 キーワード:「料」、「代」、金銭、場合、使い分け、同一語基、共起動詞
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