生き残った対日協力者―台湾における辜振甫への評価の変化とその背景
碩士 === 東海大學 === 日本語言文化學系 === 102 === 戦後の台湾において、一連の日本語禁止、日本書籍禁止及び日本歌禁止などの「去日本化」という施策が行われた。その一方、1950年から日本は台湾の主な貿易相手になり、台湾製品の一大輸入国となった。経済面において台湾は日本との貿易関係が必要とされた故、対日経済貿易の事務が重要になった。対日経済事務の代表を担当していた辜振甫は台湾と日本の間で長期間にわたって「対日」の経済事務を「協力」する舵取り役であった。 同時に、辜振甫は鹿港辜家の第二代で、辜顯榮の息子である。辜顯榮は日本植民地時代から「対日協力者」と呼ばれていたが、世間からの...
Main Authors: | JUAN, HSIN -TING, 阮欣婷 |
---|---|
Other Authors: | FRUKAWA CHIKASHI |
Format: | Others |
Published: |
2014
|
Online Access: | http://ndltd.ncl.edu.tw/handle/8jhsfn |
Similar Items
-
アスパラギン酸残基の異性化によるタンパク質機能の変化に関する研究
by: 坂上, 弘明
Published: (2016) -
「台湾の対日中両国の政治経済関係」 - その近現代の構造的変動を中心として
by: 呉, 春宜
Published: (2015) -
国際協力に携わる大学の組織の評価
by: 黒田, 則博
Published: (2004) -
日米防衛協力体制と台湾の安全保障
by: 呉, 明上
Published: (2011) -
国際協力事業団の評価と課題
by: 三好, 皓一
Published: (2004)