台湾鉄道局の民営化の可能性―JR東日本の例を参考に―
碩士 === 長榮大學 === 應用日語學系碩士班 === 100 === 台鉄の歴史は1887年から今までで、すでに123年ある。特に六十年代は、わが国の経済発展の重要な役割を担った。また、1950年から1974年にかけては、毎年殆ど黒字状態であった。台鉄は、その24年間、合計14億台湾ドルを国庫に戻した。しかし、台湾十大国家建設である、鉄道の電化と整備の202億元を台鉄は自ら用意して建設した。しかし、1978年に電化の建設を完成しても運輸効率は高くならず、中山高速道路の開通、さらには近年の雪山トンネル(国道5号)の開通、或いは台湾新幹線の営業開始など、ライバルが出現したことの影響もあり、独...
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Format: | Others |
Published: |
2012
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Online Access: | http://ndltd.ncl.edu.tw/handle/74976296605575976900 |
Summary: | 碩士 === 長榮大學 === 應用日語學系碩士班 === 100 === 台鉄の歴史は1887年から今までで、すでに123年ある。特に六十年代は、わが国の経済発展の重要な役割を担った。また、1950年から1974年にかけては、毎年殆ど黒字状態であった。台鉄は、その24年間、合計14億台湾ドルを国庫に戻した。しかし、台湾十大国家建設である、鉄道の電化と整備の202億元を台鉄は自ら用意して建設した。しかし、1978年に電化の建設を完成しても運輸効率は高くならず、中山高速道路の開通、さらには近年の雪山トンネル(国道5号)の開通、或いは台湾新幹線の営業開始など、ライバルが出現したことの影響もあり、独占市場の運輸機構から、赤字に陥り、今日では政府も民間も負担できないほど巨額の債務を積み重ねてしまった。台鉄は1978年に赤字状態(2.5億元)になって以来、年々利益が上がらず、2010年現在で1400億元以上もの累積赤字がある。しかも、利子と膨大な人事コストとが重って、経営健全化はほとんど不可能な状態になってしまっている。内部的には財政の手落ちに直面しており、外部的には台湾新幹線開通による圧力が高まってきて、毎年の累積赤字は100億元に達し、国家財政にまで大きな影響を与えるほどになっている。台鉄にかなり負担を与えて、経営も困難している。したがってどのように以上の問題点を解けていくか。その中に政治干与、政策改革、体制修正などの衝突に跨るか。台鉄が日本の鉄道会社の民営化の経験を学び、自らを民営化することで、赤字企業から黒字企業へと転換できるかどうかを研究したいと思っている。
キーワード:独占市場、経営健全化、政治干与、政策改革、民営化
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